食品表示デザイナーとは
食品表示をデザインする
私は自分を食品表示デザイナーと呼んでいます。
「食品表示にデザインは必要なの?」「それってデザイン?」そう思う方もいらっしゃるでしょう。
商品の重要な情報を整理して、お客様に分かりやすく、法令に則って、文字で伝える。
これを私は食品表示のデザインと呼んでいます。
デザインとは
そもそもデザインとは何のためにあるのでしょうか。
例えばパッケージデザイン。その目的は商品の魅力を視覚的にお客様に伝え、手にとってもらうことがデザインの力で左右されます。
次にプロダクトデザイン。家電や車などで、価値を高め、お客様に選んでいただくことが重要になります。
デザインとはその対象物の魅力や価値、情報を分かりやすく整理して伝えることです。
食品表示とは
では、食品表示(主に一括表示)とは何なのか。
もちろん法律で定められたことなので、対象物には必ず表示しなければなりません。
しかし視点を変えると、食品表示に書かれている情報は原材料やその製造者など、パッケージデザインやプロダクトデザインでは伝えきれない、その商品の本質の情報が文字で表示されているのです。
この食品表示が正確か、分かりやすいか等で企業や事業者の姿勢を見ることができます。
食品表示を作る
この食品表示を作成するには、原材料の規格や工場の営業許可までも含めて、大量の情報を整理する必要があります。
これらはデザインと同じ仕事です。
法律が関わることなので、パッケージやプロダクトよりも重要なことかもしれません。
さらに、デザイナーとはその分野の最先端を走るプロフェッショナルでもあります。
そう言った意味でも、食品表示デザイナーと自分を呼んでいます。